漢方ではニキビ跡や赤みは治らない

みなさん、ニキビになったら先ずは皮膚科へ行くと思います。
そんなわたしも最初は皮膚科に通い詰めておりました。皮膚科でできる治療というのはその院の設備やニキビ治療にどれだけ熱を入れているかで
違ってきますが大抵は処方箋による塗布薬とビタミン剤、抗生剤、漢方などの飲み薬での治療となります。



その中でも今回は漢方についてお話します。
先ず、今まで漢方を飲んだことない方は２週間でいいので漢方を試してみる価値はあると思います。




ニキビの漢方薬には効果はホルモンバランスを整えたり、皮膚の免疫力を高め、ニキビができにくい体に体質改善をしてくれます。




ニキビの為の漢方薬には具体的に以下の症状に効果があります。

• 赤く大きく腫れあがっているニキビ
• 炎症が強いニキビ
• 生理前などに繰り返すニキビ
• 皮膚の赤みや痒み
• 痛みを伴うような化膿したニキビ
• 赤ニキビ
• 大人ニキビ
• 顎ニキビ
• 背中やお尻ニキビ
• ニキビ跡

 

 

こう見ると凄い万能薬に見えますね（笑）けれどまぁみなさんも色々な化粧品やサプリメント、塗り薬を試しているので何となくわかると思いますが言うほど効果はありません！

 

 

 

それでも漢方を飲みたい！って方はおまじないだと思って飲んだほうがいいです。あるいは飲み方に問題があるのかもしれません。

 

 

 

正しい飲み方は、
「食事する30分～一時間前の空腹時に飲む」です。
それ以外の飲み方では効果は半分以下になると思っていただいていいです。

 

□主なニキビの為の漢方薬一覧

ペア漢方エキス錠
どんな人⇒生理前後に繰り返しニキビが出来る人
効果、作用⇒血のめぐりを改善する
黄連解毒湯（オウレンゲドクトウ）
どんな人⇒黄色いニキビが出来る人
効果、作用⇒からだ上部の熱や充血を取り、解毒作用がある
当帰芍薬散（トウキシャクヤクサン）
どんな人⇒生理前後にニキビがひどくなる人
効果、作用⇒生理不順や生理異常、冷え性などに作用する
清上防風湯（せいじょうぼうふうとう）
どんな人⇒大きく腫れあがるような炎症が強いニキビ・赤ニキビ・男性ニキビ
効果、作用⇒顔のかゆみや熱に作用する
十味敗毒湯（ジュウミハイドクトウ）
どんな人⇒痛みを伴うような化膿したニキビが出来る人
効果、作用⇒皮膚の化膿に作用する
桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)
桂枝茯苓丸加よく苡仁（ケイシブクリョウガンカヨクイニン）
※桂枝茯苓丸にヨクイニン（ハトムギから作られた生薬）が入ったもの
どんな人⇒紫っぽくなる青ニキビが出来る人
効果、作用⇒血行障害に作用する
桃核承気湯（トウカクジョウキトウ）
どんな人⇒便秘気味でニキビができやすい人
効果、作用⇒便秘や生理不順に作用する
荊芥連翹湯（ケイガイレンギョウトウ）
どんな人⇒炎症を伴うニキビが出来る人
効果、作用⇒体の熱や腫れを鎮める作用がある
加味逍遥散（カミショウサン）
どんな人⇒ストレスによるニキビが出来る人
効果、作用⇒イライラや精神の不安定、不眠に作用する

 

 

ニキビ跡や赤みに悩んでいる人が飲むのはこの内の一つで構いません。寧ろ一つにしないとニキビ跡や赤みの根本的な原因の一つでもある肝臓にダメージを蓄積してしまうからです。

この中で飲んでいいのはズバリ、清上防風湯（せいじょうぼうふうとう）です。

 

 

 

 

 

他のものはニキビ跡と赤みという点では効果が全くないです。ただ、先程も言いましたが漢方ではニキビ跡と赤みを治すことは難しいのが現状ですので、試していない方は「清上防風湯」を試したほうがいいという結論になります。